主婦(主夫)がパートを辞めたいときの手続きの流れや理由の伝え方
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主婦(主夫)としてパートで働いているものの、事情により「辞めたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。しかし、本当に辞めるべきか迷っている人もいるかもしれません。
実際にパートを辞めるには、職場に辞める理由を伝えて正しく手続きを進める必要があります。この記事では、パートを辞める際の手続きの流れや辞める理由の伝え方などを説明します。新しいパート先を探すために活用できる求人サイトも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
<目次>
・1. パートを辞めたいときにはどうすればいい?退職までの流れと前提知識
1-1. 退職希望日・退職理由を明確にして担当者に伝える
1-2. 必要な手続きを進める
1-3. 退職まで業務の引き継ぎが必要なら行う
・2. ケース別:パートを辞める理由の伝え方と具体例
2-1. 家庭の事情により継続的な勤務が難しくなった
2-2. 他に興味を持っている仕事がある
2-3. 体調不調で勤務が難しくなった
・3. パートをスムーズに辞めるためのポイント
3-1. なるべく退職希望日の数カ月前には意思を伝える
3-2. 辞める理由として職場の悪口・不満は言わない
3-3. 辞めたいからといって無断欠勤や無断退職はしない
3-4. 源泉徴収票の受け取りが必要か確認しておく
・4. パートを辞めたいときによくある悩みと解決策
4-1. はっきりと辞めたい旨を言えない
4-2. 退職の意思を伝えたが引き止められた
4-3. 今後の収入や次の仕事がすぐに見つかるか不安で辞められない
・5. パートを辞めないでいい解決策
・6. 自分に合ったパートの探し方
6-1. 希望の働き方や条件を明確にしておく
6-2. 自分が得意な作業や好きな分野を明確にしておく
6-3. 未経験OKなど多様な条件で仕事を探せる求人サイトを活用する
・7. 現在のパートを辞めて新しい仕事を探すならTMJ
・8. パートを辞めたいときは早めに伝えよう!
1. パートを辞めたいときにはどうすればいい?退職までの流れと前提知識
パートを辞める場合、どのような流れになるのでしょうか。まずは、パートを辞める際の全体の流れを紹介します。
1-1. 退職希望日・退職理由を明確にして担当者に伝える
パートを辞めると決めたら、その意思を担当者に伝える必要があります。いつ辞めるのか 、なぜ辞めるのかなどもあらかじめ明確にしておき、同時に伝えましょう。
退職の意思を伝えるタイミングは、雇用契約で定められている雇用期間によっても異なります。期間の定めがない場合、民法第627条では、いつでも解約の申し入れができ、退職の意思を伝えてから2週間が経過すれば雇用契約は終了するとされています。
ただし、急な退職は職場の負担になるため、退職の意思を伝えるタイミングは就業規則に則って伝える時期を決めるのが無難です。
期間によって定められている場合、対応が異なるため対象となる方は以下のページから詳細をチェックしておきましょう(※民法第627条第2項・3項、第628条)。
参考:参照条文等|厚生労働省
1-2. 必要な手続きを進める
退職の意思を伝えた後は、職場のルールに従って手続きを進めましょう。パートでも職場によっては、単に退職の意思を伝えるだけでなく、退職届の提出が求められるパターンもあります。
また、仕事で使用する物品を貸与されている場合、指定の用紙に記入したうえで貸与物の返却を求められる可能性もあります。さらに、パートでも条件を満たせば健康保険に加入できますが、退職すれば脱退になるため、切り替えのために保険証の返却も必要です。
それぞれについて具体的にどのような手続きをすればよいか、担当者に確認しましょう。
1-3. 退職まで業務の引き継ぎが必要なら行う
担当している仕事内容によっては、退職までに業務の引き継ぎが必要な場合もあります。引き継ぎを依頼されたら、自分が担当してきた業務について後任の担当者へ伝えましょう。最終出勤日までにすべての内容を伝えられるよう、計画的に引き継ぎをしてください。
引き継ぎが問題なく終了した後は、自分が職場へ持ち込んだ物品が残っていないか、貸与物をすべて返却したかなど、必要な退職手続きを改めて最終日などに確認したうえで退職しましょう。
2. ケース別:パートを辞める理由の伝え方と具体例
パートを辞める理由を何と伝えればよいか悩んでいる人も多いでしょう。ここでは、ケース別の伝え方や具体例を紹介します。
2-1. 家庭の事情により継続的な勤務が難しくなった
育児や介護のような家庭の事情により出勤が難しくなったなら、その旨を伝えましょう。ただし、退職の理由がプライベートな内容で言いづらければ「家庭の事情」「個人的な都合」などとしても構いません。
家庭の事情により継続的な勤務が難しくなった場合の退職理由の伝え方について具体例をあげると、以下のとおりです。
「先日、60歳の母が急病により入院しました。当面の間は付き添いが必要であり、しばらくシフトに入れないため、退職させていただきたいです。」
2-2. 他に興味を持っている仕事がある
現在の仕事よりももっと興味のある仕事がしたいと考えている場合、自分の気持ちを素直に伝えましょう。具体的にどのような仕事がしたいのか伝え、今の職場では実現できないため退職せざるを得ないと理解してもらう必要があります。
他に興味のある仕事がある場合の退職理由の伝え方について具体例をあげると、以下のとおりです。
「人と接する機会の多い仕事がしたいという気持ちがあり、以前からコールセンターの仕事に興味を持っていました。新しい仕事に挑戦したいため、退職を希望いたします。」
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2-3. 体調不調で勤務が難しくなった
病気、ケガ、更年期などで体調が悪い場合、自分の状況を正確に伝えればすぐに退職できるケースもあります。民法628条において、雇用期間の定めがあった場合でも、やむを得ない事情があるときは雇用契約を直ちに解除できると定められているからです。もちろん、実際は一方的に仕事を退職できるわけではなく、当事者同士の合意が必要になります。
体調不良で勤務が難しくなった場合の退職理由の伝え方について具体例をあげると、以下のとおりです。
「少し前からメンタルヘルスの不調を感じており、先日医師に相談したところ、しばらく休養するように言われました。復帰の目処も立っていない状況です。お客様へ提供するサービスの質にも影響が出る可能性があるため、恐れ入りますが、可能な限り早く退職したいと考えております。」
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3. パートをスムーズに辞めるためのポイント
パートをスムーズに辞めるには、いろいろと気をつけたいポイントがあります。ここでは、具体的なポイントを解説します。
3-1. なるべく退職希望日の数カ月前には意思を伝える
パートに限らず仕事を辞めるときは、なるべく早めに退職の意思を職場に伝えましょう。具体的には、退職希望日の数カ月前には自分の意思を伝えられるとよいです。
退職希望日まである程度の期間があれば、自分が辞めた後の人員調整やシフト調整を勤務先がしやすくなります。担当者にかかる負担も最小限に抑えられるため、スムーズかつ円満に退職できる可能性が高くなります。
また、会社の就業規則も確認し、退職に関する取り決めに則って退職の意思表示や手続きを進めましょう。
3-2. 辞める理由として職場の悪口・不満は言わない
仕事や人間関係に対する不満が募って退職する際は、すべてをありのまま話すのは避けた方が無難でしょう。職場の悪口・不満を伝えたせいで、退職日まで気まずい思いをしたりトラブルになったりする可能性があるからです。
角を立てずに退職するには、悪口や不満は心の中に留めつつも、退職理由をできる限り正直に伝える必要があります。
3-3. 辞めたいからといって無断欠勤や無断退職はしない
パートを辞めたいと思っても、無断欠勤や無断退職はせず、必ず職場と話し合いをしたうえで退職の手続きを進めましょう。
たとえ退職の意思や理由を伝えづらいと感じているとしても、無断欠勤や無断退職をすると大きなトラブルにつながる可能性があるためです。
例えば、自分が仕事に穴を空けたせいで職場に大きな損害が発生した場合、損害賠償を請求されるリスクがあります。また、退職の手続きをきちんと済ませないと転職先での手続きに支障が出る恐れもあるため、注意が必要です。
3-4. 源泉徴収票の受け取りが必要か確認しておく
仕事を辞める際は、源泉徴収の受け取りについても忘れずに確認しましょう。自分で確定申告する場合や次の職場で年末調整を行う場合は、源泉徴収票が必要になります。
源泉徴収票が必要なら、退職前に発行を依頼しておくとスムーズです。通常、退職から1カ月以内に郵送で源泉徴収票を送ってもらえます。
源泉徴収票の受け取りを忘れて退職すれば、退職後に改めて前の職場に連絡しなければなりません。余計な手間がかかるため、気をつけましょう。
4. パートを辞めたいときによくある悩みと解決策
パートを辞めたいと考え始めると、さまざまな悩みが生じるでしょう。ここでは、よくある悩みとその解決策を紹介します。
4-1. はっきりと辞めたい旨を言えない
パートを辞めたいと思っていても、職場の状況によってはなかなか言い出しづらい場合もあります。例えば、職場の人手不足が深刻であれば、退職を切り出しにくいと感じる人が多いでしょう。
しかし、人手不足などの職場の問題は、自分自身のせいで起きているわけではありません。職場に気を使いすぎる必要はないので、自分の退職の意思をしっかり伝えましょう。
4-2. 退職の意思を伝えたが引き止められた
職場によっては、従業員が退職の意思を示すと引き止める会社もあります。しかし、自分の意思が固まっているなら、退職の希望を取り下げる必要はありません。
民法第627条では、いつでも雇用契約の解除の申し出ができると定められています。すでに触れたとおり、法律的に退職の意思を伝えてから2週間後には退職が可能です。
退職の意思をはっきりと伝えているにもかかわらず辞めさせてもらえない場合は、退職届を提出したり、労働基準監督署に相談したりして対処しましょう。
4-3. 今後の収入や次の仕事がすぐに見つかるか不安で辞められない
収入の減少や仕事探しに対して不安を感じ、本当は辞めたいのになかなか辞められないという人もいます。現在のパートの仕事を辞めて新しい仕事を始めたいなら、早めに求人サイトを見て仕事を探し始めましょう。
求人サイトには、データ入力、コールセンター、大学事務、コンビニ・スーパー・ドラッグストアのレジ、営業、クリーニングやクリニックの受付、といった、さまざまな仕事の募集が掲載されています。早めに仕事探しを開始すればご自身の希望に合致する仕事を見つけやすくなり、収入を得られない期間も短くできるでしょう。
5. パートを辞めないでいい解決策
何らかの理由によりパートを辞めたいという気持ちが芽生えても、辞めずに済むパターンもあります。
例えば、仕事でミスをすると、この仕事が向いてないと自分を責めてしまう人もいるでしょう。その場合、一時的な感情により仕事を辞めたいと思ってしまう可能性があります。ミスをすれば落ち込んでしまうケースもあるため、少し時間を置いたうえで改めて客観的に判断したほうがよいです。
また、育児や介護のような家庭の事情により働ける時間が限られても、職場に相談するとシフトを柔軟に調整してもらえる場合もあります。さらに、仕事や人間関係に対する不満について上司に改善策を提案すれば、問題を解決できる可能性もあるでしょう。
パートを辞めたいと思っても、このような辞めないで済む解決策を検討してみるのも1つの方法です。自分だけで悩まず第三者の意見も聞けば、参考になる場合もあります。
6. 自分に合ったパートの探し方
今のパートを辞めて新しいパートを探すには、何に気をつければよいのでしょうか。ここでは、自分に合ったパートの探し方を解説します。
6-1. 希望の働き方や条件を明確にしておく
自分はどのような働き方をしたいのか、条件を明確にしましょう。人それぞれの状況によって、パートの仕事に求める条件は異なります。例えば、子育てを優先しつつ働きたい人は、夕方の16時くらいまでには仕事を終えたいと考えているかもしれません。その場合は、勤務時間の条件を重視して仕事を探す必要があります。
また、中には、少ない勤務日数で稼ぎたいと考えている人もいるでしょう。その場合、「週3日勤務かつ時給1,500円以上で残業ができる」というように具体的な条件を決めておくと、自分の希望に合う仕事をスムーズに見つけられます。
6-2. 自分が得意な作業や好きな分野を明確にしておく
自分の得意不得意を明確にしておけば、自分に合うパートの仕事を見つけやすくなります。仕事によって求められている適性は異なり、適性が合う仕事を選んだほうが無理なく働き続けられる可能性が高いからです。
例えば、コミュニケーションスキルに自信がある人は、人と関わる仕事がおすすめです。どのような相手ともスムーズにやり取りできるなら、コールセンターや営業などの仕事が向いているでしょう。
自分の得意不得意が分からない場合は、過去の経験を振り返るとよいです。自分が楽しみながら取り組んできた作業や、あまり努力しなくても成果が出せた仕事などを振り返ってみると、得意不得意が分かります。
6-3. 未経験OKなど多様な条件で仕事を探せる求人サイトを活用する
自分に合う仕事を効率的に見つけ出すためには、指定した条件に基づいて仕事を探せる求人サイトを活用しましょう。例えば「未経験でも応募できる」「福利厚生が充実している」など希望する条件で仕事を検索すれば、自分に合う仕事をすぐにチェックできます。
仕事の数が豊富な求人サイトでも、複数の条件を組み合わせたうえで検索すると、候補となる仕事をかなり絞り込めます。よりスムーズに仕事探しを進められるでしょう。
7. 現在のパートを辞めて新しい仕事を探すならTMJ
現在のパートを辞めて自分に合う新しい仕事を始めたいと考えている人には、TMJがおすすめです。TMJは、コールセンターやデータ入力の求人を豊富に扱っています。未経験でも働ける求人が多く、研修やサポートも充実しています。複数のシフトパターンがあるため、プライベートに合わせて働く時間の調整もしやすいです。
また、正社員登用制度もあり、希望や努力によっては正社員のスーパーバイザーも目指せます。正社員になっても全国転勤の有無を選択できたり、プライベートの事情も考慮しながら働けます。
8. パートを辞めたいときは早めに伝えよう!
パートを辞めたい場合は、なるべく早めに退職の意思を職場に伝えましょう。誠意を込めて退職理由を伝えれば、円満退職を目指せます。事前に会社の就業規則も確認したうえで、必要な手続きを進めましょう。
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