派遣は面接なし?派遣先との面談で聞いた方がいいことや服装マナーについて
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「派遣は面接がない」と聞いたことがある人もいるでしょう。中には、派遣でエントリーをしたら面談の説明を受け、「おかしいのでは」と感じている人もいるかもしれません。
本当に派遣には面接がないのでしょうか。また、面接なしなら落ちる可能性もないのでしょうか。
この記事では、派遣の面談にまつわるルールについて解説します。服装マナーや質問される内容、聞くべき情報なども面談対策の参考にしてみてください。
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< 目次 >
・1. 派遣社員・派遣バイトは面接が禁止されている
・2. 企業が面談(顔合わせ・職場見学)を行う理由
・3. 派遣先との面談(顔合わせ・職場見学)で不採用になる場合はある?
・4. 派遣先と面談をするときの服装
・5. 派遣先との面談で聞かれること
5-1. 志望動機
5-2. 前職の退職理由
5-3. 職務経歴・スキル
5-4. 就業条件
・6. 派遣先との面談で質問した方がいいこと
6-1. 業務内容や仕事量について
6-2. 質問がない場合は無理に質問しなくてもOK
・7. 派遣先との面談で質問してはいけないこと
7-1. 職場の人間関係
7-2. 給与や待遇
・8. 人気の派遣先!コールセンターの面談を受けるときのポイント
8-1. 服装自由の職場でも身だしなみは整える
8-2. 正しい言葉遣いで話す
8-3. 明るく愛想よく話す
・9. 面談に関する疑問・質問は派遣会社の担当者に相談すると安心
・10. サポート体制の整っている派遣会社に登録しよう
1. 派遣社員・派遣バイトは面接が禁止されている
派遣先の企業が面接や履歴書の提出要請などを行って特定の派遣社員・バイトを選定することはできません。直接雇用とは異なり、派遣社員の雇用主は派遣会社だからです。
そのため、禁止されている面接の代わりに『面談』や『顔合わせ』『職場見学』という形式で、派遣先企業側と派遣社員の面会を実施している場合があります。
通常の面談には、派遣会社と派遣先企業の担当者、派遣社員の3者が参加します。内容は、適性を判断するための面談やスキルチェック、労働環境を確認するためのオフィスや休憩室見学などが一般的です。
2. 企業が面談(顔合わせ・職場見学)を行う理由
派遣先企業と派遣社員の面談を行うのは、双方のミスマッチをなくすためです。例えば、直接会って話せば書面ではわからない適性や人柄に気づく場合があります。企業側は、労働者の適性やスキルが条件と合致しているのを確認し、納得したうえで労働者を迎え入れられるでしょう。
一方で、派遣社員は職場環境や業務内容を実際に見て確認できるため、「働いてみたらイメージと違っていた」と感じるリスクを減らせます。就業に関する疑問点を事前に解決できるため、安心して就労を開始できるでしょう。
ミスマッチの解消は早期離職の予防につながるため、就労前の面談は派遣会社と派遣先企業、さらに派遣社員にとってもメリットがあります。
3. 派遣先との面談(顔合わせ・職場見学)で不採用になる場合はある?
派遣先との面談は採用の可否を決める場ではありません。しかし、面談の際に条件やスキルなどのミスマッチが分かれば、就業を見合わせるケースもあるでしょう。
つまり、派遣先との面談後に不採用になる可能性はあります。前述のとおり派遣先は派遣社員の採用・不採用を決められないため、派遣会社が顧客である派遣先のニーズにマッチしないと判断して不採用にする場合があります。
一方で、派遣社員側には仕事を断る権利があるため、面談や職場見学を通して条件や仕事環境が合わないと感じれば辞退できます。ただし、もともと派遣会社は条件に合うような人材を選んでいるため、面談が形式的に問題なく進めば、そのまま就業が決定するケースもあります。
4. 派遣先と面談をするときの服装
派遣先への印象を大きく左右するため、面談時の服装はオフィスカジュアルやスーツが望ましいでしょう。露出が多い服や派手な装いは避け、仕事で着るようなデザイン・色合いの服を選ぶのが重要です。
服にシワや汚れがあると、だらしない印象になってしまいます。さらに髪型や靴、かばんやアクセサリー、姿勢など細かい点にまで気を配ると良い印象を与えられるでしょう。面談によって採用の合否が決まるわけではないのですが、ビジネスシーンにふさわしい清潔感のある装いをし、面接と同じような心構えで臨むのがポイントです。
どんな服装にすべきか迷った場合は、派遣会社の担当者に相談してみるとよいでしょう。
5. 派遣先との面談で聞かれること
派遣先との面談で聞かれる内容がわかっていれば事前に準備ができるため、安心して面談に臨みやすくなるでしょう。そこで、よく聞かれる4つの代表的な質問と答え方のポイントを解説します。
5-1. 志望動機
よく聞かれる質問の1つは、志望動機です。志望動機がはっきりしないと、働く意欲が薄いと思われてしまうリスクがあります。また、時給や勤務時間などの条件・待遇に関する理由だけを挙げると、「もっと条件の良い企業があればそちらに行ってしまうのでは」という不安を企業側に与えかねません。
志望動機を聞かれた場合は、自分の経験や興味と業務内容を結び付けて話すと、その企業で働きたい気持ちが伝わりやすいです。どうしてこの業界を選んだのか、なぜこの企業なのかをしっかりと説明できるように準備しておくとよいでしょう。
5-2. 前職の退職理由
多くの企業では、継続就労できる人材を求めています。そのため、どのような理由で退職する可能性があるのかを事前に確認する意味で、前職の退職理由について聞かれる場合があります。
理由に関して誠実に説明する姿勢は大切ですが、ありのままにすべてを話す必要はありません。特に人間関係など、どの組織でも起こり得る問題に関する不満や愚痴には注意しましょう。
ネガティブな理由は入社意欲へつなげて話したり、ポジティブな表現に変換して伝えたりする工夫が大切です。たとえば、「自分に合わない職場だった」「やりたいことをやらせてもらえなかった」などネガティブな印象を受ける言葉も、「日々の業務をこなしていく中で、もっと積極的にお客様と関われる仕事がしたいと感じるようになりました」と前向きな言葉に言い換えられます。体調不良や介護など、問題がすでに解消している場合はその旨もしっかり伝えてください。
5-3. 職務経歴・スキル
業務内容を遂行できるかを確認するために、職務経歴やスキルに関して尋ねられるケースも多いです。さまざまなスキルや経歴があるなら、派遣先で役立つ内容を抜粋して簡潔かつ具体的に伝えます。特別な資格がなくても、電話対応や来客対応の経験、パソコンを使用した業務年数や使えるソフトなどが伝えられるように準備しておくとよいでしょう。
面談は、今まで取り組んできた仕事や業績をアピールする機会でもあります。どのような業務をどの程度こなせるかが分かるように伝えるのがポイントです。できない分野に関しては背伸びをせず、ポジティブな姿勢を見せつつも正直に話しましょう。
5-4. 就業条件
就業条件の確認も一般的です。就業開始日や出勤希望曜日、残業ができるかなどを確認します。繁忙期やシフト変更などの対応が可能かを聞かれる場合もあります。現状や希望を正直に答えればミスマッチを防げるでしょう。
たとえば、就業開始日に関して前職との兼ね合いで日数が必要だったり、残業ができない特別な理由があったりする場合は、しっかり伝えておくのが大切です。仕事に対する熱意や協調性が伝わるように工夫して話しましょう。
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6. 派遣先との面談で質問した方がいいこと
一般的に、面談の最後には「何か質問はありますか」と聞かれます。興味関心や意欲、コミュニケーション能力などを見られているケースもあるため、事前にふさわしい質問を準備しておくとよいでしょう。まず、聞いた方がいいことについて解説します。
6-1. 業務内容や仕事量について
業務内容に即した質問をすると、仕事への熱意があると受け取られ好印象につながります。就業開始までにしておくべき準備・勉強や仕事の流れ、1日の仕事量などを聞き、働いているイメージが持てると安心して仕事を始められます。
求人やホームページなどを読み情報収集したうえで、熱意が伝わるような質問を複数用意しておくとよいでしょう。回答をしっかり聞き、業務に活かしたいという意欲を見せるのも大切です。
6-2. 質問がない場合は無理に質問しなくてもOK
できれば事前に質問を準備しておくのが理想ですが、説明を聞いているうちにすべて解決してしまう場合があります。そのようなケースでは、無理に質問する必要はありません。
しかし、「特にありません」と答えるだけでは、やる気が十分に伝わらない可能性があります。「疑問点は全て説明していただきました」と質問をあらかじめ用意していたと分かるような答え方をすると、印象を損なわずにすむかもしれません。
最後に、面談の感謝や仕事への意欲を改めて伝えられるとよいでしょう。
7. 派遣先との面談で質問してはいけないこと
面談時には、ネガティブなイメージを与えてしまう質問や答えにくい質問は避けた方がよいでしょう。相手の立場や状況を考えて質問するのがポイントです。続いて、質問してはいけない内容を具体的に解説します。
7-1. 職場の人間関係
職場の人間関係を聞くとマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。漠然としていて答えにくかったり、「以前にトラブルがあったのかな」と感じさせてしまったりするかもしれません。
職場の雰囲気や上司・同僚との関係などが気になるなら、派遣会社の担当者に聞くと答えられる範囲内で情報がもらえる場合があります。そのほかに、職場見学の際に働いている人たちの雰囲気を観察したり、男女比や年齢層などからイメージしたりもできます。
7-2. 給与や待遇
給与や待遇は派遣会社が管理しているため、派遣先の企業に聞いてもわかりません。また、待遇に関して質問すると「条件に納得していないのでは」と誤解を与えてしまうかもしれません。「仕事内容ではなく、条件で就職先を選んでいる」といったネガティブな印象を与えてしまう可能性もあります。
そのため、長期休暇や有休、正社員登用の可能性なども含めた待遇についての質問や相談は、事前に派遣会社の担当者にしておきましょう。
8. 人気の派遣先!コールセンターの面談を受けるときのポイント
時給が高い傾向にありシフトの柔軟性が高いコールセンターは、人気がある派遣先の1つです。そこで、コールセンターの面談を受ける場合に注意したい3つのポイントについて解説します。
8-1. 服装自由の職場でも身だしなみは整える
コールセンターの中には服装が自由な派遣先もありますが、服装が自由な職場であっても、面談では第一印象が重要なため身だしなみには気を付ける必要があります。
だらしのない服装だと、「マナーがない」「責任のある仕事は任せられそうもない」といったネガティブなイメージを与えかねません。
スーツやオフィスカジュアルなど清潔感のある身だしなみを心掛け、社会人としてのマナーが伝わる服装で臨みましょう。リモート面接の場合でも、気を抜かずに身だしなみを整える姿勢が重要です。
8-2. 正しい言葉遣いで話す
コールセンターではお客様に対して適切な言葉遣いで対応する必要があるため、面談の際は話し方も重要です。友達と話すようなくだけた話し方をすると、派遣先に「適性がないのでは?」と思われてしまう可能性があります。質問に対しては敬語で、「です」「ます」と答えるようにしましょう。
相手の目を見て話す、正しい姿勢でしっかり聞く、といった態度も大切です。ビジネスシーンを想定し、正しい言葉遣いができるように普段から練習しておくとよいかもしれません。
8-3. 明るく愛想よく話す
コールセンターでは電話を使い声だけでお客様対応をするため、明るい声でわかりやすく話せるかも重要です。そのため、面談の際にもコミュニケーションを取りながら話すように心掛けましょう。
声の大きさやトーン、話すスピードなどはわずかな違いが印象を大きく左右します。相手にとって聞きやすいかを意識するのがポイントです。笑顔で愛想よく話せば、仕事への意欲や積極性、向上心なども伝わりやすくなります。
9. 面談に関する疑問・質問は派遣会社の担当者に相談すると安心
派遣会社に登録し初めての面談を控えていると、ふさわしい服装や質問内容に関する疑問をはじめ、さまざまな心配事が出てくるかもしれません。面談に関する疑問や質問があるなら、まずは派遣会社の担当者に相談しましょう。
派遣会社から派遣先の様子を教えてもらったりアドバイスをもらったりできれば、面談の際に自信をもってアピールができます。業務内容や条件、給与や待遇に関して派遣会社の担当者と前もって情報を共有しておくのも大切です。不安要素はできるだけ面談の前に減らしておきましょう。
10. サポート体制の整っている派遣会社に登録しよう
派遣に面接はありません。しかし多くの企業では、ミスマッチを防いだり、派遣社員の疑問や不安を解消したりするために面談や顔合わせが実施されています。次の仕事を決める際には、面談で聞かれる内容や質問したい点などを事前に準備しておくとよいでしょう。
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